このモデル サンプルでは貸借対照表の動きに式を使用することで、間接的なキャッシュフロー計算書を生成します。計算書の最初の内容は式に基づいて入力されますが、自動生成された数字を必要に応じてユーザーが調整できます。資産、プラント、設備に対応した詳細なサンプル ロール フォワード ユーザー入力テンプレートが用意されており、コピーして長期債務などの他の収支計算書に使用できます。複数の通貨に対応しており、式を使用して現金に係る換算差額を自動生成します。 

強力な会計機能

  • 機能通貨レベルで米国の GAAP や IFRS のキャッシュフロー計算書を生成してから、組み込みの FX 変換エンジンを使用してグループ報告通貨 (米ドルなど) に変換し、月単位、四半期単位、年単位の連結グループ レベルで報告できます。
  • 現金に係る換算差額 (通常は計算の結果) は、計算ステップが一つずつ分けられた、簡単に従えるモジュールのなかで完全に自動化されており、すべて把握できます。ビジネス ユーザーが理解できるように、基本的な計算機能があらかじめ組み込まれています。
  • エンティティか通貨を基準に、月単位、四半期単位、年単位でキャッシュフロー計算書を表示できます。
  • 監査担当者が使いやすい証拠レポートがあらかじめ用意されており、最初の計算結果、ユーザーの調整内容、最終結果が表示されます。データ ソースのディメンションを使用して、ビューの切り替えやピボットを簡単に実行できます。

シンプルかつ直感的なユーザー エクスペリエンス

  • 世界数千の企業で使用されている、Excel ベースのキャッシュフロー ワークシートと同じような見た目と操作性のユーザー入力ダッシュボードが搭載されています(行にキャッシュフロー収支計算書、列に貸借対照表収支計算書があり、残高/決済残高/残高の変化が上部に表示される)。
  • 搭載されている PP&E ロール フォワードは、固定資産を扱っている人であれば誰でもすぐに慣れることができます。一目瞭然の入力明細書によってユーザーのトレーニングが最小限に抑えられます。

カスタマイズ可能な機能

  • 自動化のレベルはカスタマイズできます。既知の貸借対照表収支計算書内の金銭の動き、ユーザーからの手動送信、捕捉的なきめ細かいロール フォワード (PP&E など) からのデータ入力、またはこれら三つの任意の組み合わせに基づいてキャッシュフロー行を自動化できます。
  • 搭載されている PP&E モジュールをテンプレートとして使用して任意の数のきめ細かいロール フォワード明細書を構築できますが、何も使用しなくても構いません。
  • このモデル サンプルの会計機能は基本的なものであり、完全なキャッシュフロー計算書をそのまま生成できます。一方で、必要に応じて初期展開中か後の段階で、独自レポート要件や標準的ではないレポート要件に合わせてより複雑な機能を簡単に追加できます。