Polaris でのモデリングが異なる理由

Polaris でのモデリングは、Classic Anaplan でのモデリングとは大きく異なる場合があります。別途、明示的に記載がない限り、Planual の「Classic」セクションで説明されているすべてのルールが Polaris にも適用されます。場合によっては、Classic 用の Planual ルールが Classic よりも Polaris で重要になります。たとえば、ルール 2.02-08「SUM と LOOKUP は決して併用しない」は、Classic よりも Polaris モデルでより重大な結果をもたらす可能性があります。

Polaris にはディメンション性の制限がほぼありません。ほぼすべての大規模な Classic モデルはディメンション性によって制約を受けます。Classic モデルでは、Classic のディメンション性とワークスペースの制約に違反しないよう、連結リストやフラット化されたディメンション性などの回避策を使用するのが一般的です。これは Polaris には当てはまりません。

そのため、Polaris モデルはディメンション性の制約ではなく、計算の労力によって制限されることがほとんどです。つまり、パフォーマンスの悪い式 (たとえば、大規模にディメンション化されたライン アイテムで考えられるすべてのセルに対してエンジンに処理を強いるような式) では、Classic のどんな式よりも Polaris の方がはるかに長い時間がかかります。