モデルの同時使用テストの一環として使用できるテスト タイプの説明です。

同時使用ユーザー数を指定したうえで、モデルの平均応答時間とスループットを測定する場合にこのテストを使用します。

次のシナリオがテスト対象となります。

  • 典型的な営業日の想定ピーク時間のシミュレーション
  • 通常とは異なる日の想定ピーク時間のシミュレーション (会計期間の締めに多数のユーザーが取引を完了する場合など)

ユーザーの準備期間は 20 分です。

最大負荷時間は 1 時間です。

最大負荷テスト

ユーザー数の増加に合わせてモデルがどの程度適切にスケーリングできるかなど、モデルのその他のパフォーマンス特性を観察するために使用します。

このシナリオでは、同時使用ユーザー数が通常の 2 倍または 3 倍になった場合など、最大負荷テストよりも高い負荷をシミュレーションします。

応答時間とスループットも測定しますが、このテストの主な目的はユーザー数の増加にモデルがどのように反応するかを見ることです。大量のユーザーにモデルが対応できるかどうかが結果からわかります。モデルが不当に遅くなるモデルの同時使用制限も結果からわかります。

ユーザーの準備期間は 3 時間です。

最大負荷時間は 5 ~ 10 分です。

このテストでは、モデルの経時的な特性の変化を観察します。このテストの主な目的は、長期的な安定性の問題があるかどうかを確認することです。たとえば、時間の経過に伴ってモデルが大きくなるかどうかや、同じアクションの応答時間が影響を受けるかどうかをテストします。

スピーディかつ長期にわたってユーザー ジャーニーを完了することで、トレンドの結果を観察して推定することができます。本番モデルが将来どのようになるかを理解して将来の本番モデルを構築できます (たとえば、12 か月の期間で)。

耐久性テストで長時間にわたってモデルの負荷が高くなった場合、モデルの近い将来の状態をシミュレーションします。耐久性テストでは、処理アクション数のコンテキストでテストの開始から終了までのモデルのサイズが提供されます。こうした結果を推定することで将来のリスクも評価できます。

ユーザーの準備期間は 1 時間です。

最大負荷時間は 8 時間以上です。